文書作成のきほん 「 Enter ってなんなの??」

段落と改行

文書というと、アナログだと原稿用紙、デジタルではMicrosoftのWordやブログシステムやWebブラウザ上で文書作成できるアプリケーション、電子書籍、SNSなどさまざまなものがありますが、それらで一度は作成したことがあると思います。
そして「ムキーっ!なんでなん・・・」となったことも・・・あるかもしれません。

harumemo Enter

そんな方にお役に立てればです。初めのステップとして、これらをおさえておけば、さーっと次のステップにいけるよということを。

段落ってそんなにだいじなの?

原稿用紙で作文を書くとき、段落の書き始めには1マスあけて書きましょうと習いました。
そのおかげで、次の行に目線を移すときにまとまりが認識されて迷子にならずに読むことができます。




意識的に次の行にしたいときは、改行すると思います。
その時「Enter」キーを押しますよね。

「Enter」キーは、「改行キー」と呼ばれることがあります。
なので、「Enter = 改行される」となんとなく思っちゃいます。わたしも思っていました。
間違いではありませんが、「Enter = 段落ができる」とも言えるのです。
どちらかというと、一般的には段落ができることのほうが多いかもしれません。

このデジタルにおける「改行」と「段落」という概念を区別できるとブログを書いたりなど発信するときに役立ちます。
Wordをインストラクションしていたときも、この理解なしでは先に進めないのでまず力を込めて解説するのですが、段落の概念を理解するとみなさん「だから、うまくいかなかったのかー!なるほどーー!」とかなりスッキリのご様子でした。

改行も段落も同じような、違うような・・・よくわからない・・・を解説します。

「Enterキー=改行」されるというケースは・・・

プログラミング専用や簡易的なテキストエディタを利用したときに見受けられます。
Microsoftのメモ帳などプレーンなテキストをつくりますが、一般的には利用されることは少ないかもしれません。

テキストエディタ Brackets
テキストエディタ Brackets by Adobe

「Enterキー=段落」ができるというケースは・・・

デジタル上で文書作成するのに便利であったり、多機能なテキストエディタを利用した時です。

などなどです。

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実際に改行と段落って何がちがうの? だと思うのです。
基本的に、どちらも行が改まるという意味では、同じ気がします。
ですが、デジタルでは明確に違いがあります。
違いがなければ、設定ができないからです。

こんな文章があったとします。

○月○日○曜日今日はいい天気だから、散歩にいきました。途端に雲行きが怪しくなって豪雨です。カフェであまやどり。今日の夕飯の買い物リストをつくりながらコーヒー。りんご、卵、キャベツ、にんじん、たまねぎ、オリーブオイルなどなど。夕方には晴れました。

何の中身もない文章だし、読みづらいし・・・。

これを以下のようにしたいとすると・・・。

文章の見本

美味しそうなものでもつくるのかな・・・なんてちょっと思ったりしたり、しなかったり・・・
くわしく分解してみます。

文書の構成 段落や改行

段落という箱がまずあって、それを見出しにしていたり、そのなかで任意の場所で改行しています。
さらに各段落が箇条書きのリスト項目になります。
ということは、まず「Enter」で段落をつくって、その段落内を見やすく「Shift+Enter」で改行したり、見出しという意味づけをして、箇条書きに設定する。という流れです。

段落は、囲いをつくるのです。
囲いの中の行間はこのくらい、囲いの下の間隔はこのくらいと指定ができます。
段落もしくは単語を選択して設定するという手順の繰り返しで、書いた文章を文書化します。

意味付けやスタイルを適用するには、段落がおおまかな単位のきほんとなります。

  • 見出し ・・・ 段落ごとに適用される。
  • リスト項目 ・・・ 段落ごとに適用される。
  • 中央揃え ・・・ 段落ごとに適用される。
  • 引用 ・・・ 段落ごとに適用される。他の人の著作物を自分の著作物のなかで引用するときに利用します。
  • リンク ・・・ 単語ごと
  • 太字 ・・・ 単語ごと

操作の流れは、以下のようになります。
「Enter」は段落をつくり、「Shift + Enter」は結果的に段落のまとまりのなかで改行しています。

段落や改行の時の操作

曲がった矢印と下に向いた矢印があります。
この曲がった矢印「↵」は編集記号名は「段落記号」です。
下に向いた矢印「↓」は「任意指定の行区切り」です。この解説では、改行と説明しています。

HTML/CSSはWebでライティングするのに必要な知識

Webブラウザ上で作成・閲覧される文書は、内部的にはHTMLというWeb上などで閲覧される文書をマークアップする言語で骨組みが構成されています。

<h2>○月○日○曜日</h2>
<p>今日はいい天気だから、散歩にいきました。<br>
途端に雲行きが怪しくなって豪雨です。カフェであまやどり。</p>
<p>今日の夕飯の買い物リストをつくりながらコーヒー。</p>
<ul>
    <li>りんご</li>
    <li>卵</li>
    <li>キャベツ</li>
    <li>にんじん</li>
    <li>たまねぎ</li>
    <li>オリーブオイル</li>
</ul>
<p>などなど。<br>
夕方には晴れました。</p>

人にとって見やすいだけではなく、ロボット(Webを巡回する検索クローラー)が正しく解釈ができるようなマークアップすることが重要視されています。
参考 : Google検索エンジン最適化スターターガイド
20ページあたりに見出しについて解説があります。
見出しは全部で6段階あってh1~h6で指定します。数字が大きくなるほど、見出しレベルの重要度は下がります。
ですので、h1が一番大きい見出しです。
HTML・スタイルを指定するCSSを理解すると、その構造に応じて体裁を整えられるようになります。
段落の下に間隔を設定したり、行間を調整したり、細かい設定ができます。

多機能なエディタはボタンを押すだけで見出しや箇条書きなどを簡単に設定してくれて、裏側でHTMLを出力してくれます。個性はそれぞれありますが。

Wordのようなデジタル文書もWeb上に集約される文書も、まずは「段落」をおさえれば先に進めます。そしてあとは好きなことを表現するだけでっす!!




noteでは、note的に同じことを解説してます。